許されざる者
やっぱり役者括りじゃなくて作品括りにしようかと。。括ると記事が書けなくなるのでケースバイケースで。
なぜ今更?と思いますよね。。自分的に中々最後まで見られない映画でした。
最後まで見られない映画
1992年、Cイーストウッド製作、監督、主演の映画です。上映当時は西部劇だったし、「その内TVでやるだろう」くらいの気持ちでした。TVで見て、Jハックマンの悪辣さや、仲間役のMフリーマンが拷問で殺されるのに耐えられなかったです。この前テレ東でやってた時も最後まで見られませんでした。Huluで検索したらあったので最後まで見ました。悪い奴死んで、スッキリしました。
女性の扱い
お話の発端は売春婦の扱いです。昔の日本の遊郭みたいに、牛や馬のように売られる女性達。気休めに遊びに来た牧童を揶揄っただけで新入りの女性が顔を傷つけられ、半殺しにされます。女性を殺す勢いで酷い事をしたのに、馬を何頭か店に納める事で罪を許されます。懲役も鞭打ちもありません。これで女性への扱いが酷いのが分かります。
女性と男性の感想が違う
女性達はなけなしの金を出し合って、犯人に懸賞金をつけました。若いガンマンが主人公のマニーを誘いに来ます。最初は断るが赤貧に勝てず、昔の仲間ローガンを誘って3人で懸賞金を狙います。
男性ならそこまでしなくても。。揶揄った女が悪いみたいな感想でしょうね。。どうでも良いプライドが大事ですもんね。。
私が学生の頃は「女は教育受けなくて良い。」という考えの男性がまだ居ました。タリバンかよ!義務教育受けさせろよ!40年前でも男性の認識なんてそんなもんです。昔の女性は多分もっと虐げられていたと思います。女性から力を奪えば夜の仕事に就く女性が増えるからな。。
映画ではその後も懸賞金前払いとして体を提供したり、本当大変。。最後に全額貰えばそれで良いじゃん。。
殺しの描写
牧童たちを待ち構え、崖の上からライフルで狙いますが、用意した弾丸が少ししか無いのにターゲットに当たりません。狙う方も狙われる方もシンドイです。弾丸は腹に当たって苦しみながら死にます。
ラストシーン
その惨劇を見て、誘ったガンマンは止めると言い出します。バラバラに逃げてローガンが捕まり拷問の上に殺されます。その上その死体を晒します。
夜の雨の中、復讐に燃えるマニーが街にやって来ます。残忍な保安官や仲間は店で酒盛りをして油断しています。ライフルの弾は殆どありません。ハラハラするシーンも有ったけど売春宿の主人と保安官を仕留め、銃を向けてこない奴には裏口から逃がし、「女たちを人間として扱え!」と言い放って消えます。
言いたかったのは最後の言葉
多分主張したかったのは最後にマニーが言った「女たちを人間として扱え」だったと思います。
Cイーストウッドは虐げられた女性に配慮が出来る人だと思います。「ダーティハリー4」でもレイプされた女性の復讐を見逃す内容でした。
日本版許されざる者
渡辺謙がリメイクした「許されざる者」は映画館で見ました。なぜこの陰惨な映画を見に行ったのか今では分かりません。西部劇でも同じ無法地帯。名士ぶった権力者が牛耳っています。善悪ごちゃ混ぜです。
明治維新混迷期の北海道が舞台です。トイレで男を刀で殺す描写や仲間が拷問受ける所とか残酷でシンドかったです。
主人公のボロボロの家、顔が汚れた子供達、女郎宿の汚い様子、黒が多めです。日本が舞台になるだけで生々しいです。日本版では主人公が結構負傷します。馬に乗って現場を離れて行きますが途中で落馬して死んだんじゃねえか思いました。あまり覚えていません。。
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最後までお読みくださりありがとうございます。
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